本記事は、2026/8/10(月)~2026/8/14(金)に上場企業が公表する株主優待の新設・拡充・変更・改悪・廃止に関するIR(適時開示)のニュースのまとめです。
具体的には株主優待を新たに新設する内容、進呈内容の拡充・改悪、対象株数の緩和・厳格化、優待品目の変更(QUOカード→デジタルギフトなど)といった、既存の株主・これから投資を検討する方の両方に関わる内容を中心にピックアップし、変更前後の内容や適用時期を整理します。
月曜日から金曜日にかけて発表があった日ごとに情報を追加していき、1週間分がまとまった時点で次の週の記事に切り替わります。
デジタルギフトや電子マネーのような利便性が高い株主優待をIRで公表する企業が増えてきています。解説やもらえる銘柄などの詳細は下記の記事にて紹介していますのであわせてご一読ください。
この記事について(要点・情報源)
各社の適時開示(TDnet)・IR資料・株主優待案内を一次情報として、基本的に毎日本記事に反映します。
- 対象範囲:株主優待の新設・拡充・変更・改悪・廃止に関するIRを、TDnet・IR資料・株主優待案内をもとに日次でピックアップ(業務提携・再周知のみなど一部のIRは対象外)。
- 確認ポイント:IR本文の「対象となる株主」「対象株数・金額」「継続保有条件」「適用基準日」を優先してチェック。
- 更新頻度:IRが出た当日中に随時反映(当日複数回更新の可能性あり)。平日(月〜金)毎日更新し、1週間分がまとまり次第、翌週分は新しい記事へ移行。
- 掲載形式:各銘柄ごとに主に「概要→変更前後の内容→初回適用時期」を整理。
- リンク先:各銘柄の公式サイトへのリンクおよび、IRのPDFへのリンクを記載。
- 基準の株価:IR発表日の株価終値を使用(単元株×株価終値による購入代金の目安も併記)。
2026/8/10(月)の株主優待IR
2026/8/10(月)の株主優待に関するIRは、7件です。
【改悪】(7135) ジャパンクラフトホールディングス:株主優待制度の大幅な変更を発表
ジャパンクラフトホールディングスは、株主優待制度の内容および利用条件の大幅な見直しを発表しました。これまで優待利回りの高さで注目を集めていましたが、優待券の額面や進呈額が大幅に減額されるほか、税込1,000円のお買い物ごとに1枚(500円)利用可能という利用制限が新たに追加されます。8/10終値219円(100株:約2.2万円)での100株保有時(1年以上保有)の年間優待額は4,000円分から500円分に減額し、実質的な割引券化と合わせて利回りは大きく低下します。復配に伴う配当重視への方針転換と費用抑止が目的ですが、少額で優待を楽しんでいた投資家には厳しい見直しとなりそうです。
- 対象株主:毎年6月30日および12月31日時点の株主(1年以上継続保有が必要)。
- 変更前内容:額面1,000円の優待券(お買い物時にそのまま使用可能)を進呈。
- 1年以上継続保有
- 100株〜200株未満:2,000円分×年2回(年間4,000円分)
- 200株〜600株未満:3,000円分×年2回(年間6,000円分)
- 600株以上:5,000円分×年2回(年間10,000円分)
- 3年以上継続保有
- 100株〜200株未満:3,000円分×年2回(年間6,000円分)
- 200株〜600株未満:4,000円分×年2回(年間8,000円分)
- 600株以上:6,000円分×年2回(年間12,000円分)
- 1年以上継続保有
- 変更後内容:優待券の額面が1枚500円に変更され、税込1,000円のお買い物ごとに1枚(500円)利用可能な割引券形式に変更。
- 1年以上継続保有
- 100株〜200株未満:500円分×年1回(6月30日基準のみ)
- 200株〜500株未満:500円分×年2回(年間1,000円分)
- 500株〜700株未満:1,500円分×年2回(年間3,000円分)
- 700株〜1,000株未満:2,500円分×年2回(年間5,000円分)
- 1,000株以上:5,000円分×年2回(年間10,000円分)
- 3年以上継続保有
- 100株〜200株未満:500円分×年1回(6月30日基準のみ)
- 200株〜500株未満:500円分×年2回(年間1,000円分)
- 500株〜700株未満:2,000円分×年2回(年間4,000円分)
- 700株〜1,000株未満:3,500円分×年2回(年間7,000円分)
- 1,000株以上:6,500円分×年2回(年間13,000円分)
- ※6月30日時点で1,000株以上を1年以上保有する株主への特別優待品(年1回)は変更なし。
- 1年以上継続保有
- 初回適用:2026年12月31日基準日の株主優待より変更。
- 特記事項:株式会社ヴォーグ学園での優待券利用は2026年9月30日をもって終了し、クラフトハートトーカイ会員ポイント振替サービスも2027年2月28日で終了となります。
→ 公式サイトで詳細を確認
→ 公式サイトIR(PDF):株主優待制度の変更に関するお知らせ
| 単元株 | 株価(8/10終値) | 単元株購入代金 |
|---|---|---|
| 100株 | 219円 | 21,900円 |
【拡充】(3967) エルテス:株主優待デジタルギフトの交換先を追加
エルテスは、株主優待として贈呈しているデジタルギフトの交換先メニューに「WAON POINT」「nanacoギフト」「Apple Gift Card」の3種類を追加することを発表しました。優待の取得条件や進呈額に変更はありませんが、使い道の選択肢が広がり利便性が高まります。株価595円(本日終値)で試算すると、2027年2月以降に400株を半年以上保有した場合は年間10,000円分のデジタルギフトがもらえる計算となり、優待利回りは約4.2%と高めの水準です。日常的に電子マネーやポイントを利用する方に嬉しい拡充となります。
- 対象株主:毎年2月末日および8月末日時点の株主名簿に記載された400株以上を保有する株主
- 変更前内容:デジタルギフトの交換先
- Amazonギフトカード、Google Playギフトコード、PayPayマネーライト、QUOカードPay、dポイント、au PAYギフトカード、Visa eギフトvanilla、Uber Taxiギフトカード、Uber Eatsギフトカード、図書カードNEXT、プレイステーションストアチケット、すかいらーくご優待券
- 変更後内容:デジタルギフトの交換先に以下の3種類を追加
- WAON POINT
- nanacoギフト
- Apple Gift Card
- ※PayPayマネーライトおよびnanacoギフトへの交換の際は5%の手数料が発生します。
- 初回適用:2026年8月末日時点の株主名簿に記載された対象株主より適用
- 特記事項:優待制度の保有株数条件、進呈金額、基準日、発送時期に変更はありません。なお、2027年2月末日以降は保有期間「半年以上」が優待進呈の必須条件となります。
→ 公式サイトで詳細を確認
→ 公式サイトIR(PDF):株主優待(デジタルギフト)の交換先追加に関するお知らせ
| 単元株 | 株価(8/10終値) | 単元株購入代金 |
|---|---|---|
| 100株 | 595円 | 59,500円 |
【決定】(246A) アスア:2027年6月期の株主優待還元額が決定
2027年6月期の株主優待制度について、還元総額を年間20百万円(各基準日ごとに10百万円ずつ)に決定したことを発表しました。対象条件を満たした株主数で総額を分け合う「シェア型株主優待」としてデジタルギフトが進呈されます。株価1,092円(8/10時点)に基づくと、対象となる200株保有には約21.8万円の投資が必要です。1人当たりの進呈額は対象株主数によって変動するため、権利確定時点の株主数に留意しておきたいところです。
- 対象株主:
- 基準日:12月末日、6月末日(年2回)
- 株数条件:200株以上保有
- 継続保有条件:6ヶ月以上継続保有
- 優待内容:
- デジタルギフト(シェア型株主優待)
- 優待還元総額:年間20百万円(各基準日ごとに10百万円)
- 対象株主数に応じて還元総額を按分して進呈されるため、1人当たりの優待額は変動します。
- 初回適用:2026年12月末基準日
- 特記事項:デジタルギフトの発送時期は、各基準日確定後3ヶ月以内を目途に配布予定です。
→ 公式サイトで詳細を確認
→ 公式サイトIR(PDF):剰余金の配当および次期の株主優待還元額決定に関するお知らせ
| 単元株 | 株価(8/10終値) | 単元株購入代金 |
|---|---|---|
| 100株 | 1,092円 | 109,200円 |
【拡充】(9564) FCE:2026年9月期に今回限りの特別優待を実施
FCEは、2026年9月30日を基準日とする株主優待において、今回限りの「特別優待」を実施することを発表しました。従来の100株以上保有で1,000円分のデジタルギフトに加え、半年以上継続保有している株主にはさらに1,000円分が追加され、合計2,000円分が贈呈されます。最低投資金額が約5.7万円と手頃な水準であり、特別優待を含めた場合の優待利回りは約3.5%まで上昇します。使い勝手の良いデジタルギフトが拡充されるため、小額から優待を楽しみたい投資家にとって魅力的な機会となります。
- 対象株主:毎年9月30日時点の株主名簿に記載された、100株以上を保有する株主
- 変更前内容:
- 100株以上:1,000円分のデジタルギフト
- 変更後内容:
- 100株以上(保有期間指定なし):1,000円分のデジタルギフト
- 100株以上(半年以上保有):合計2,000円分のデジタルギフト(特別優待として1,000円分を追加贈呈)
- 初回適用:2026年9月30日基準日より実施(特別優待の追加贈呈は今回限り)
- 特記事項:デジタルギフトはAmazonギフトカード、QUOカードPay、PayPayマネーライト、dポイント、au PAYギフトカード等と交換可能です。受け取りにはWEB上での手続きが必要となります。
→ 公式サイトで詳細を確認
→ 公式サイトIR(PDF):株主優待の内容決定(一部内容を拡充)に関するお知らせ
| 単元株 | 株価(8/10終値) | 単元株購入代金 |
|---|---|---|
| 100株 | 567円 | 56,700円 |
【拡充】(2170) リンクアンドモチベーション:デジタルギフト進呈額を10%増額
保有株数および保有期間に応じて年2回進呈している「デジタルギフト」の進呈金額が、一律10%増額されます。1,000株以上かつ1年以上の継続保有が条件となりますが、株価656円時点(1,000株・約65.6万円)での優待利回りは、1年以上保有で約0.84%(年間5,500円分)、5年以上保有で約3.35%(年間22,000円分)まで向上します。使い勝手の良い電子マネーなどに交換できるデジタルギフトの増額は、中長期でじっくり保有したい投資家にとって嬉しい変更です。
- 対象株主:毎年6月末日および12月末日時点の株主名簿に記載または記録され、1,000株以上を1年以上継続保有している株主
- 変更前内容:保有株数および保有期間に応じて、年2回「デジタルギフト」を進呈(金額は1回あたり)。
- 1,000株〜2,500株未満:1年以上2年未満 2,500円分/2年以上3年未満 5,000円分/3年以上5年未満 7,500円分/5年以上 10,000円分
- 2,500株〜5,000株未満:1年以上2年未満 6,250円分/2年以上3年未満 12,500円分/3年以上5年未満 18,750円分/5年以上 25,000円分
- 5,000株〜10,000株未満:1年以上2年未満 12,500円分/2年以上3年未満 25,000円分/3年以上5年未満 37,500円分/5年以上 50,000円分
- 10,000株〜15,000株未満:1年以上2年未満 25,000円分/2年以上3年未満 50,000円分/3年以上5年未満 75,000円分/5年以上 100,000円分
- 15,000株〜20,000株未満:1年以上2年未満 37,500円分/2年以上3年未満 75,000円分/3年以上5年未満 112,500円分/5年以上 150,000円分
- 20,000株以上:1年以上2年未満 50,000円分/2年以上3年未満 100,000円分/3年以上5年未満 150,000円分/5年以上 200,000円分
- 変更後内容:各区分の進呈金額を10%増額して年2回進呈(金額は1回あたり)。
- 1,000株〜2,500株未満:1年以上2年未満 2,750円分/2年以上3年未満 5,500円分/3年以上5年未満 8,250円分/5年以上 11,000円分
- 2,500株〜5,000株未満:1年以上2年未満 6,875円分/2年以上3年未満 13,750円分/3年以上5年未満 20,625円分/5年以上 27,500円分
- 5,000株〜10,000株未満:1年以上2年未満 13,750円分/2年以上3年未満 27,500円分/3年以上5年未満 41,250円分/5年以上 55,000円分
- 10,000株〜15,000株未満:1年以上2年未満 27,500円分/2年以上3年未満 55,000円分/3年以上5年未満 82,500円分/5年以上 110,000円分
- 15,000株〜20,000株未満:1年以上2年未満 41,250円分/2年以上3年未満 82,500円分/3年以上5年未満 123,750円分/5年以上 165,000円分
- 20,000株以上:1年以上2年未満 55,000円分/2年以上3年未満 110,000円分/3年以上5年未満 165,000円分/5年以上 220,000円分
- 初回適用:2026年12月末日時点の株主名簿に記載された株主より拡充開始
→ 公式サイトで詳細を確認
→ 公式サイトIR(PDF):株主優待制度の拡充に関するお知らせ
| 単元株 | 株価(8/10終値) | 単元株購入代金 |
|---|---|---|
| 100株 | 656円 | 65,600円 |
【決定】(6570) 共和コーポレーション:創立40周年記念株主優待の実施を発表
共和コーポレーションは創立40周年を記念し、記念株主優待の実施を発表しました。2026年9月30日時点で100株以上を保有する株主を対象に、子会社ブルームが展開するスクイーズと老舗七味唐辛子メーカー「根元 八幡屋礒五郎」がコラボしたオリジナルスクイーズセットと、40周年記念限定デザインの七味缶が贈呈されます。株価2,602円(投資額約26万円)で手に入る限定グッズとなっており、店舗利用以外のファン要素を楽しみたい投資家に向けた記念優待となっています。今回限りの実施である点には留意しておきましょう。
- 対象株主:2026年9月30日時点の株主名簿に記載された、100株以上を保有している株主
- 優待内容:
- 100株以上:以下の記念優待品を各1点贈呈
- 根元 八幡屋礒五郎と株式会社ブルームのコラボスクイーズセット
- 40周年記念オリジナルデザイン七味缶
- 100株以上:以下の記念優待品を各1点贈呈
- 初回適用:2026年9月30日基準日(2026年12月下旬ごろより順次発送予定)
- 特記事項:創立40周年を記念して実施される今回限りの特別優待です。なお、現在実施されている通常の株主優待制度に変更はありません。
→ 公式サイトで詳細を確認
→ 公式サイトIR(PDF):創立40周年記念株主優待の実施に関するお知らせ
| 単元株 | 株価(8/10終値) | 単元株購入代金 |
|---|---|---|
| 100株 | 2,602円 | 260,200円 |
【拡充】(6316) 丸山製作所:優待額の増額やデジタルギフト追加を発表
株主優待贈呈金額の一部増額と贈呈区分の追加、さらに優待品目の選択肢拡充が発表されました。さらに、これまでの「QUOカード」に加え、複数の電子マネーやポイント等に交換できる「デジタルギフト」を選択できるようになります。投資金額は約28.1万円(100株)からで、1年以上3年未満保有時の優待利回りは約0.35%と控えめですが、長期保有優遇が手厚く、10年以上保有すると最大15,000円分までアップします。じっくりと長期で株式を保有したい投資家にとって嬉しい変更です。
- 対象株主:毎年9月末日時点で100株以上を1年以上継続保有している株主
- 変更前内容:
- 1年以上3年未満:
- 100株以上:QUOカード 1,000円分
- 3年以上5年未満:
- 100株以上200株未満:QUOカード 2,000円分
- 200株以上:QUOカード 2,500円分
- 5年以上7年未満:
- 100株以上200株未満:QUOカード 3,000円分
- 200株以上:QUOカード 4,000円分
- 7年以上:
- 100株以上200株未満:QUOカード 5,000円分
- 200株以上:QUOカード 6,000円分
- 1年以上3年未満:
- 変更後内容:
- 品目に「デジタルギフト」を追加し、「QUOカード」との選択式へ変更。保有期間区分(7年以上10年未満、10年以上)や保有株数区分を追加・増額。
- 1年以上3年未満:
- 100株以上200株未満:1,000円分
- 200株以上:1,500円分
- 3年以上5年未満:
- 100株以上200株未満:2,000円分
- 200株以上:3,000円分
- 5年以上7年未満:
- 100株以上200株未満:4,000円分
- 200株以上:5,000円分
- 7年以上10年未満:
- 100株以上200株未満:6,000円分
- 200株以上:7,000円分
- 10年以上:
- 100株以上200株未満:8,000円分
- 200株以上300株未満:9,000円分
- 300株以上500株未満:10,000円分
- 500株以上:15,000円分
- 初回適用:2026年9月末日を基準日とする株主優待より適用
→ 公式サイトで詳細を確認
→ 公式サイトIR(PDF):株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ
| 単元株 | 株価(8/10終値) | 単元株購入代金 |
|---|---|---|
| 100株 | 2,812円 | 281,200円 |
株主優待の新設・拡充・変更・改悪・廃止まとめ|週別アーカイブ
週ごとの株主優待IRまとめ記事の一覧です。公開済みの週はリンクからご覧いただけます。
免責事項・注意事項
当ブログに掲載している株主優待のIR情報は、その正確性や安全性を保証するものではありません。
- 企業側の都合により、株主優待の内容や取得条件は事前の予告なく急遽変更・廃止される場合があります。
- 株式分割や併合などによって、必要投資額や実質的な利回りが変動する可能性があります。
- 当ブログの情報に基づいて被ったいかなる損害につきましても、一切の責任を負いかねます。
株式の購入や投資の最終決定を行われる際は、必ずご自身で各企業の公式IRページや適時開示情報(TDnet)等で最新情報を直接ご確認いただき、自己責任にてご判断くださいますようお願いいたします。


