焼肉を中心とした外食で人気の(2694)焼肉坂井ホールディングス。今回は「焼肉屋さかい」で株主優待(15%割引券)と特別優待券(5,000円×2枚)、そしてジェフグルメカードを組み合わせ、家族4人(小さな子ども2人含む)のディナー代を「優待だけで実質ゼロ円」にしました。
ポイントは、15%割引券→特別優待券→ジェフの順序と、割引後金額を特別優待券の5,000円の倍数に近づけて端数はジェフで支払う設計。ジェフだけでも現金ゼロは可能ですが、家族利用は金額がかさみがち。今回は特別優待券と組み合わせて使い切りました。
今回の前提と選択
来店構成 | 家族ディナー(一般席・通常オーダー) |
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ポイントサイト/グルメ予約サイト | 最寄り店舗が主要グルメ予約サイトに非掲載のため未使用 |
支払い手段 | 株主優待 割引券15%OFF+特別株主優待券 5,000円×2枚+ジェフグルメカード 500円 |
現金支払い額 | 現金ゼロ(株主優待+ジェフグルメカードで全額精算) |
焼肉坂井ホールディングスの株主優待と使い方(3月末/9月末・長期保有)
株主優待内容
グループ各店(「焼肉屋さかい」「肉匠坂井」「長崎ちゃんめん」等)で使える①株主優待券(500円券)、②割引券(10%/15%)(年2回)、および3月末基準で進呈される③特別株主優待券(5,000円券)があります。さらに長期保有(3月末・1,000株以上)で500円券の上乗せ制度も。
保有株数 | 3月: ①500円券 | 9月: ①500円券 | 3・9月: ②割引券 | 3月:特別優待券 ③5,000円券 |
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100株以上 | — | — | 10%引 × 2枚 | — |
1,000株以上 | 500円 | 500円 | 10%引 × 3枚 | — |
2,000株以上 | 1,500円 | 1,000円 | 15%引 × 3枚 | — |
5,000株以上 | 4,000円 | 2,500円 | 15%引 × 3枚 | — |
10,000株以上 | 8,000円 | 5,000円 | 15%引 × 5枚 | — |
20,000株以上 | 8,000円 | 5,000円 | 15%引 × 5枚 | 20,000円 |
30,000株以上 | 12,000円 | 7,500円 | 15%引 × 5枚 | 20,000円 |
40,000株以上 | 16,000円 | 10,000円 | 15%引 × 5枚 | 20,000円 |
50,000株以上 | 18,000円 | 12,000円 | 15%引 × 5枚 | 20,000円 |
60,000株以上 | 20,000円 | 14,000円 | 15%引 × 5枚 | 20,000円 |

私は20,000株(1,460,000円)と、2,000株(146,000円)×子供2名義で保有しています。
※金額は2025年9月17日時点の株価73円で算出
長期保有優遇(3月/1,000株以上)
- 2年以上:500円券を+500円分追加贈呈
- 5年以上:500円券を+2,000円分追加贈呈
- 判定は「同一株主番号」での連続記載回数(3月末・9月末)に基づく方式
種類別の使い方・併用ルール
- 株主優待券(500円券):②割引券/③5,000円券と併用可(特別優待券のみ利用可能な店舗は使用不可)。お釣り不可。細かい会計の調整に向く。
- 割引券(10%・15%OFF):①500円券/③5,000円券と併用可(特別優待券のみ利用可能な店舗は使用不可)。会計小計(税込)に対して適用
- 特別株主優待券(5,000円券):①500円券/②割引券と併用可。お釣り不可。使用可能店舗は限定のケースあり。詳細は下記公式リンクを参照。
公式リンク:特別株主優待券、株主優待券ご利用店舗一覧(2025.3月末現在)
①500円券・③5,000円券はいずれも使い切り必須(お釣り不可)。例えば支払額が4,999円の場合、③5,000円券は使用できません。



割引15%適用後に5,000円券をムダなく使うには?安全目安は割引前5,883円以上(5,883円×15%=882.45円割引→5,000円超)。会計の“設計”がコツです。
ジェフグルメカード(全国共通お食事券)
- 額面500円/有効期限なし/全国約35,000店で利用可。
- 多くの外食チェーンでおつり対応があり、端数処理がしやすい。
- 株主優待入手例:八洲電機(3153)、ニイタカ(4465)など。
- 購入目安価格:金券ショップやフリマでは額面の95〜98%程度で流通しており、実質的な割引利用が可能。



私は株主優待で入手しています。
八洲電機の株主優待でもらえるジェフグルメカードの記事です。


焼肉屋さかいで株主優待を使う流れ|割引→5,000円券→ジェフの“順番”で支払う
流れは「来店・飲食 → お会計」のシンプルな2ステップ。今回は予約サイト・ポイントサイトは未使用です。
Step1:来店・注文(割引後=5,000円単位を意識)
基本は家族が食べたいものをオーダーしつつ、会計小計→15%割引適用後の金額が5,000円の倍数に近づくように微調整。特別優待5,000円券を優先消化し、500円券は温存して他店でも使いやすい状態をキープします。卓上タブレットで合計を逐次確認すれば、「割引後5,000円単位+端数はジェフ」の型に収めやすくなります。



例えば長崎ちゃんめん/おむらいす亭だと500円券が使いやすく、ジェフが使えないため、5,000円券を焼肉で優先消化→500円券は温存の戦略が有効です。
Step2:会計(割引 → 特別5,000円券 → ジェフの順)
当日のレジ処理は以下の通りです。株主優待割引券の15%OFFを先に適用し、残額を5,000円券2枚→ジェフグルメカードの順で支払い、お釣り37円を受け取りました。
飲食小計(税込) | 12,309円 |
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株主優待割引(15%OFF) | -1,846円 |
割引後合計 | 10,463円 |
支払い①(特別優待券 5,000円×2枚) | 10,000円 |
支払い②(ジェフグルメカード 500円) | 500円 |
レジ精算 | 支払額 10,500円 − 合計 10,463円 = お釣り 37円 |
最終結果 | 現金負担 0円(実質ゼロ円) |
下記実際のレシートで現金ゼロが本当に実現できた様子をご覧ください。
▼実際のレシートの画面はこちら
小計12,309円 → 15%割引 -1,846円 → 合計10,463円。
特別優待券5,000円×2+ジェフ500円=10,500円で支払い、お釣り37円。現金ゼロで精算できたことが確認できます。


注意点|店舗差・対象外・お釣りの扱い
- フランチャイズ差:優待券の取り扱い可否が異なる場合あり。入店前に確認。
- 提示の順番:会計時は割引券→ 特別5,000円券 →(必要なら500円券) → ジェフの順で提示する。
- ジェフグルメカード:お釣りは原則出ますが、店舗判断で異なる場合あり。今回は37円の返金実績。
- “使い切り”の厳守:500円券/5,000円券=いずれも使い切り要(お釣り不可)。券面条件と店舗掲示を最優先。
メリットと活用のコツ
- ジェフだけでも現金ゼロ円は可能だが、5,000円券を併用すると家族利用で大きな金額でも対応しやすい。
- 5,000円券は優先消化、500円券は温存が合理的(他店での細かい支払いに流用しやすい)。
- 卓上タブレットで合計を見ながら「割引後5,000円単位+端数はジェフ」の型に収めるとムダがない。
- ジェフは500円単位で扱いやすく、お釣り対応で端数処理がラク。
まとめ|焼肉屋さかいは割引→特別券→ジェフで“実質ゼロ円”が狙える
今回は、株主優待15%OFF+特別優待券(5,000円×2)+ジェフグルメカードの組み合わせで、「現金ゼロ+お釣り37円」まで実現。家族外食でも割引→優待券→ジェフの順を押さえれば、外食コストをしっかり抑えられます。
「外食代を節約したい」「優待をもっと活用したい」という方は、優待の有効期限や店舗の取り扱いを確認しつつ、ぜひ試してください。



株主優待とジェフグルメカードの“相性の良いお店”はまだまだあります。家族構成や会計規模に合わせて、最適な組み合わせを探すのがコツです。
現金ゼロ円シリーズ
株主優待を軸にした「現金ゼロ(ほぼゼロ含む)」の実例の記事を書いています。ご参考にしてください。