うどんチェーン「丸亀製麺」などを展開するトリドールHD(3397)の株主優待は、グループ国内店舗で使える株主優待カードに年2回チャージされる制度です。2024年6月から電子化され、10円単位で支払に充当できるようになりました。
本記事では、丸亀製麺の優待内容・条件、受け取りと使い方、丸亀製麺アプリのクーポンやうどん札、毎月1日の「釜揚げうどん半額」、楽券との併用による節約効果について紹介します。
基本情報
優待権利月 | 3月・9月(年2回) |
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株価 | 4,962円(2025/9/4終値) |
単元株数 | 100株 |
年間配当金(会社予想) | 11円 |
配当利回り | 0.22% |
優待利回り | 0.30%~1.41% |
総合利回り | 0.52%~1.63% |
※優待利回りは株価4,962円で概算。200株・1年以上の長期保有時が最大です。
トリドールHD株主優待の内容と条件
年2回、基準日(3/31・9/30)に100株以上保有の株主へ、国内のトリドールグループ各店(丸亀製麺/コナズ珈琲/まきの/とりどーる/豚屋とん一/長田本庄軒/晩杯屋/ラー麺ずんどう屋/譚仔三哥ほか)で使える株主優待カードが贈呈されます。2回目以降は同一カードにチャージされます。
贈呈額は保有株数に応じ、200株以上を1年以上継続保有(=基準日3回連続・同一株主番号)で各回+3,000円の長期上乗せがあります。
保有株数 | 1年未満 | 1年以上(長期保有) |
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100株以上 | 3,000円 × 年2回=6,000円 (1.21%) | 同左 |
200株以上 | 4,000円 × 年2回=8,000円 (0.81%) | (1.41%) | (4,000円 + 3,000円)× 年2回=14,000円
1,000株以上 | 10,000円 × 年2回=20,000円 (0.40%) | (10,000円 + 3,000円)× 年2回=26,000円 (0.52%) |
2,000株以上 | 15,000円 × 年2回=30,000円 (0.30%) | (15,000円 + 3,000円)× 年2回=36,000円 (0.36%) |
表のカッコ内は優待利回り(株価4,962円前提:優待額 ÷ {株価×保有株数}×100)。
背景に◎があるのが最高利回り(200株・1年以上)です。
受け取り(発送・チャージ・有効期限)
- 発送・チャージ:3/31基準→6月中旬発送、9/30基準→12月上旬発送。継続保有者は6/1付で自動チャージ(6月分)。初回のみカード郵送、以後は同一カードにチャージ。
- 有効期限:3月分→翌年6月末/9月分→翌年12月末。
- 消費順序:有効期限の古いものから自動使用。
- 再発行:紛失時は残高から500円差引きで再発行可(みずほ信託銀行 証券代行部:0120-288-324)。
- 残高照会:公式の残高・有効期限照会サイトで確認可(カード裏面QR)。

有効期限がチャージ後約1年ですので、半年前にチャージされたポイントと合わせて使うことができます。
使い方(レジ提示・併用ルール・使えない店舗)
- 支払:レジでカード裏面にあるQRコードを提示。10円単位で充当。釣銭なし・現金化不可。
- 併用可:アプリクーポン・うどん札・紙割引券など併用OK(割引後の残額に充当)。
- 複数名義:同一会計でカード複数枚は不可。必要に応じて会計を分けると使い切りやすい。
- モバイル/デリバリー:デリバリー不可。モバイルオーダーは店頭支払い選択なら可。
- 持ち帰り:テイクアウトでも利用可。
- 使えない店舗:券売機精算の一部店舗(例:ずんどう屋の一部、いぶきうどんの一部 等)は利用不可。最新の対象外店舗一覧を確認。
- 譲渡・転売:第三者への譲渡・転売は不可。



複数名義のカードを持っている人は注意しましょう。
うどん札(特典内容と“短め”期限/併用)
丸亀製麺でうどんを注文すると、うどん1杯につき1枚うどん札がもらえます。うどん以外の購入(天ぷらのみなど)ではもらえません。うどん札は次回以降の来店で利用可能です。
枚数 | 主な特典 | 備考 |
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3枚 | トッピング1品無料(大根おろし/とろろ/温泉玉子/明太子 等) | 店舗により取扱差あり |
5枚 | 天ぷら100円引き | 一部対象外あり |
10枚 | うどん(並)1杯無料(かけ/ざる/ぶっかけ等の基本麺) | 複数札の同時提示可 |



毎月1日の「釜揚げうどんの日」でももらえます。小学校6年生までのお子さまは、290円(税込み)という驚異の安さの「丸亀お子さまもちもちセット」でももらえます。
丸亀製麺アプリのスタンプ&クーポン(かしわ天など)
- スタンプ:クーポン利用もしくは、レシートに印字されているQRコードをアプリでスキャンすることで翌日に来店スタンプが貯まり、10個でアプリ内クーポン1枚に交換可(例:かしわ天無料、内容は変動する可能性あり)。
- クーポンの利用単位:丸亀製麺アプリにて、1会計でひとり1クーポンのみ利用可能。2名以上の場合、人数分のアプリでクーポンを提示すると利用可能。
- 併用:うどん札+アプリクーポンは併用可。株主優待カードとも併用可。クーポン同士は基本的に併用不可。
毎月1日は「釜揚げうどんの日」
丸亀製麵では毎月1日(1月除く)は「釜揚げうどん」が半額になります。優待カード・うどん札・アプリクーポンは各ルールの範囲で併用できます。



毎月1日は必ずと言っていいほど混みますので、早めの時間帯に行くようにしましょう。
丸亀製麺の楽券(楽天のデジタル食事券)でお得に
楽券(らっけん)は楽天市場で買えるデジタル型の食事券。丸亀製麺の500円/1,000円eギフトが少し安く販売されており、日本国内の丸亀製麺全店で利用可です。1会計で複数枚使えて、他サービス券・キャンペーン・特典との併用も可能。楽天のポイント還元やキャンペーンと合わせると、実質負担を下げられます。
要点:①全国の丸亀製麺で使える ②複数枚まとめてOK ③クーポン・うどん札などと併用OK ④楽天のSPU/買い回り/DEAL等でポイント還元を狙える(開催内容は都度確認)。
使い方(3ステップ)
- 楽天市場の「楽券ショップ」で丸亀製麺 500円/1,000円 eギフトを購入(購入後、メール or 「my楽券」にチケットが届く)。
- 店舗レジでスマホのチケット画面を提示して読み取り。印刷・スクショは不可。
- 不足分は他の支払い手段で精算(差額の返金・釣銭は不可)。
併用と会計のコツ
- 併用可:株主優待カード・アプリクーポン・うどん札・各種キャンペーンと併用可能。
- 複数枚OK:1会計で複数枚の楽券が利用可能。高単価メニューや家族分の会計に有効。
有効期限・発券タイミング
- 有効期限:購入(入金確認)から3か月後の月末まで。期限内に利用を。
- 発券までの目安:購入後最短約40分で使える(混雑により前後)。
- スクショ・印刷提示は不可(必ずスマホのチケット画面を提示)。
- 差額返金・釣銭なし(不足分は現金・キャッシュレス等で支払い)。
- 店舗や時期によりキャンペーン条件・ポイント還元率は変動。購入前に商品ページ・ガイドを確認。
参考:楽券はじめてガイド(楽天)。商品詳細は各楽券商品ページをご確認ください。
丸亀製麺アプリ以外のクーポンは?
外部の優待・クーポンは常設ではなく例外的に掲載されるケースがあります。例えばJAFは、広島の大型商業施設「THE OUTLETS HIROSHIMA」内の丸亀製麺など、一部店舗限定で優待が出る時期が確認できます。
全国一律で使える前提ではないため、外部クーポンは「参考・例外」扱いに留め、基本は公式アプリと「うどん札」を軸にするのが安全です。
まとめ
- 内容:国内グループで使える株主優待カード(10円単位で利用可)。
- 長期優遇:200株以上×1年以上で各回+3,000円(年+6,000円)。
- 併用:アプリクーポン・うどん札・釜揚げ半額(毎月1日)と併用OK。
- 会計ルール:1会計で優待カード複数枚は利用不可→必要なら会計分割。
- その他:残高照会URLで期限管理/古い期限から自動消費/紛失は500円で再発行。