マクドナルドでの食事にお得に使える「マックカード」。おつりが現金で出るうえに有効期限がないため、使い勝手の良いギフトカードです。日本マクドナルドホールディングス(2702)の株主優待は「商品引換券」ですが、実は中西製作所(5941)とスターゼン(8043)の2社で株主優待としてマックカードを受け取ることができます。
本記事では、2社の公式IR情報をもとに、総合利回り(優待+配当)・必要投資額・権利確定月・到着時期、マックカードの使い方・マクドナルド公式の優待券との違い・アプリの「マクドナルドリワードポイント」との併用などを紹介します。
この記事でわかること
- マックカードとマクドナルド株主優待券の違い(お釣り、有効期限、リワードポイント付与など)
- 中西製作所(5941)の優待詳細:長期保有で最大3,000円分にランクアップ。総合利回りも高水準
- スターゼン(8043)の記念優待詳細:日本マクドナルド取引55周年の記念優待(1,000円分・2026年9月末権利のみ)と大幅増配
- マックカードの賢い使い方:マクドナルドリワードとの組み合わせでポイントを貯める方法
更新履歴
- 2026年7月5日:新規記事作成
おつりが現金で出て有効期限がないギフトカードは他にジェフグルメカードがあります。マクドナルドでは使えませんが、吉野家やガストなどで使えます。ジェフグルメカードがもらえる株主優待一覧の記事もあわせてご一読ください

マックカードとは?
マックカードは全国のマクドナルドで使えるギフトカード(商品券型のプリペイド券)で、店頭で購入も可能(500円単位)です。現金と同様にレジで提示して支払いができ、おつりが出るのが大きな特徴です。
公式リンク:マックカード | McDonald’s Japan | マクドナルド公式
株主優待として届くマックカードは500円単位で複数枚セットで送られます(例:中西製作所・100株・1年未満保有では500円カード×2枚=1,000円分)。株主優待として受け取れる企業は少なく、2026年7月時点では中西製作所とスターゼンの2社です。
【株主優待銘柄1】中西製作所(5941)|長期保有でマックカード増額
業務用厨房機器メーカーの中西製作所(5941)では、3月末権利の株主優待で保有株数と継続保有期間に応じてマックカードがもらえます。日本マクドナルドとは1971年の銀座1号店開業時から厨房機器のサプライヤーとして半世紀以上の取引実績があり、その縁から「自社オリジナルデザインのマックカード」を株主優待に採用しました。
公式リンク:株主優待のご案内|IR情報|株式会社中西製作所
| 優待権利月 | 3月末(年1回) |
|---|---|
| 株価 | 2,504円(2026/7/3 終値) |
| 単元株数 | 100株 |
| 最低投資額 | 250,400円 |
| 1株あたりの予想配当金 | 100円(2027年3月期予想) |
| 配当利回り | 3.99%(= 100円 ÷ 2,504円) |
| 優待利回り | 0.27%(300株1年未満)〜1.20%(100株2年以上・最高) |
| 総合利回り | 4.26%(300株1年未満)〜5.19%(100株2年以上・最高) |
保有株数・期間でマックカードの額面がアップ
中西製作所の優待は、保有株式数と継続保有期間に応じて「マックカード」の金額がステップアップするのが最大の魅力です。
下記は2026年3月権利確定分で筆者のもとに実際に届いたマックカードです。「NAKANISHI」の企業ロゴとコーポレートメッセージがあしらわれた特別なデザインとなっています。

保有株数と保有期間に応じて、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」のクラスが設定され、クラスに応じたオリジナルデザインのマックカードが贈呈されます。
| 保有株式数 | 1年未満保有 | 1年以上継続保有 | 2年以上継続保有 |
|---|---|---|---|
| 100株以上 | ブロンズ 1,000円分 (0.40%) | シルバー 2,000円分 (0.80%) | ゴールド 3,000円分 (1.20%) |
| 300株以上 | シルバー 2,000円分 (0.27%) | ゴールド 3,000円分 (0.40%) | プラチナ 5,000円分 (0.67%) |
100株を2年以上保有した場合、配当利回り(3.99%)+優待利回り(1.20%)で総合利回りは5.19%という高水準に達します。
クラスごとの継続保有条件は下記です。買い増しをした場合、保有期間は最初に100株以上を保有した時点から継続カウントです。
- ブロンズ:100株以上を1年未満保有
- シルバー:100株~299株を1年以上2年未満保有 or 300株以上を1年未満保有
- ゴールド:100株~299株を2年以上保有 or 300株以上を1年以上2年未満保有
- プラチナ:300株以上を2年以上保有
2026年3月期決算は業績・財務ともに堅調
中西製作所は財務の健全性も魅力です。直近の2026年3月期決算では、学校や外食関連の好調な受注と生産効率の改善により、過去最高の売上高(約410億円)を更新し、営業利益も15.9%増と大幅増益を達成しました。自己資本比率も66%超と安定しており、配当も2026年3月期に23円増配の110円を実施するなど、株主還元への姿勢が強い企業です。
一方で、2027年3月期については減益(営業利益21.3%減など)を見込んでおり、予想配当は100円(前期比10円減配予想)となっています。
【株主優待銘柄2】スターゼン(8043)|大増配・2026年9月限定記念優待
食肉卸売大手のスターゼン(8043)では、3月末権利の株主優待で保有株数に応じてマックカードがもらえます。1971年のマクドナルド銀座1号店オープンと同時にビーフパティの納品を開始し、日本マクドナルドへ食材を供給し続けています。
2026年5月26日のIRでは、日本マクドナルドへのビーフパティ供給開始から55周年を迎えることを記念し、今回2026年9月限定で記念株主優待(マックカード1,000円分)を実施することが発表されました。
公式リンク:株主優待 | 株式情報 | IR情報 | スターゼン株式会社
| 優待権利月 | 3月末(年1回・通常優待) ※2026年9月末のみ記念優待あり |
|---|---|
| 株価 | 1,232円(2026/7/3 終値) |
| 単元株数 | 100株 |
| 最低投資額 | 123,200円 |
| 1株あたりの予想配当金 | 50円(2027年3月期予想) |
| 配当利回り | 4.06%(= 50円 ÷ 1,232円) |
| 優待利回り | 0.16%(6,000株・通常優待)〜0.81%(100株・2026年記念優待、200株・通常優待+通常優待) |
| 総合利回り | 4.22%(6,000株・通常優待)〜4.87%(100株・2026年記念優待、200株・通常優待+通常優待) |
通常優待と記念優待(2026年9月末のみ)
スターゼンは2026年9月限定の記念優待だけでなく、毎年3月末の「通常優待」でも200〜599株の保有でマックカード1,000円分を選ぶことができます(WEB申込限定)。600株以上になると、優待内容はマックカードから食肉などの自社グループ製品に切り替わる点にご注意ください。
| 保有株式数 | 通常優待(毎年3月末) | 記念優待(2026年9月末のみ) | 2026年 合計 |
|---|---|---|---|
| 100株以上 | なし (-) | マックカード1,000円分 (0.81%) | マックカード1,000円分 (0.81%) |
| 200株以上 | マックカード1,000円分 (0.41%) ※WEB申込限定 | マックカード1,000円分 (0.41%) | マックカード2,000円分 (0.81%) |
| 600株以上 | 自社製品3,000円相当 (0.41%) | マックカード1,000円分 (0.14%) | 自社製品3,000円相当 マックカード1,000円分 (0.55%) |
| 1,000株以上 | 自社製品6,000円相当 (0.49%) | マックカード1,000円分 (0.08%) | 自社製品6,000円相当 マックカード1,000円分 (0.57%) |
| 6,000株以上 | 自社製品12,000円相当 (0.16%) | マックカード1,000円分 (0.01%) | 自社製品12,000円相当 マックカード1,000円分 (0.17%) |
配当金50円への大幅増配と自社株買い
スターゼンは記念優待の発表と同時に、強力な株主還元策を打ち出しました。
- 連続増配:2025年4月の1株→3株の株式分割を考慮した実質ベースで、2025年3月期36.67円→2026年3月期43円に増配。
- 中間配当制度を新設:2027年3月期から中間配当・期末配当の年2回配当を導入。中間・期末の合計予想配当は50円(前期比7円増)。
- 自社株買い:機動的な自己株式の取得による資本効率の向上。
- 配当方針:DOE(株主資本配当率)3.0%の早期達成を目標。
記念優待を含めた総合利回りは4%を超えており、業績面でも過去最高の売上高(約4,482億円)を達成するなど、インフレ下でも強い生活必需品(食肉)セクターの強みを発揮しています。
マックカードとマクドナルド株主優待券の違いは?ルール比較表
「マックカード」と本家である日本マクドナルドホールディングス(2702)の「株主優待券(商品引換券)」は、実は使い勝手やルールに大きな違いがあります。
マックカードはどのメニューでも使えるうえに有効期限がなく、さらにマクドナルドリワードポイントも貯まるのがメリットです。
本家の株主優待券は、どのメニューと引き換えても決済額が0円になります。そのため、高単価メニューを選ぶと節約効果が高い反面、低単価メニューでは相対的にお得度が下がってしまいます。
| 比較項目 | マックカード(500円券) | マクドナルドHD株主優待券 |
|---|---|---|
| 内容・額面 | 現金同等の500円分の金券 | バーガー・サイド・ドリンクの引換券(6枚綴り) |
| 複数枚同時使用 | 制限なく可 | 制限なく可 |
| メニュー制限 | なし(どのメニューでも可) | 一部制限あり(マックカフェ等使えないメニューあり) |
| お釣り | 出る(現金で戻る) | 出ない(決済額0円扱いのため) |
| リワードポイント | 付与される(10円につき1pt) | 付与されない(決済額0円扱いのため) |
| 有効期限 | なし | あり(到着から約半年間) |
| モバイルオーダー | 利用不可 | 利用不可 |
| デリバリー | 利用不可 | 利用不可 |
| おすすめ用途 | マックカフェ等の本家株主優待が使えないメニュー | 高単価のメニュー |
マックカードはクーポンやマクドナルドHDの株主優待と併用することもできます。下記は実際に筆者が利用したレシートの実例です。

マックカードとマクドナルドHDの株主優待は空港・テーマパーク内や一部店舗では取り扱いが異なる場合があります。最新情報はマクドナルド公式サイトでご確認ください。
マクドナルドの通常メニューと期間限定メニューで株主優待が使えるか下記の記事で紹介しています。あわせてご一読ください。


マックカードの使い方(店頭レジでの手順)
マックカードは店頭レジ(カウンター)またはドライブスルーの窓口で会計時に提示して使用します。
カウンターやセルフレジで商品を注文します。セルフレジの場合は決済画面で「カウンターで現金決済」を選択すると注文票が発券されるので、それをカウンターに持っていきます。
※クーポンとの併用も可能です
カウンターでスタッフに「マックカードで支払います」と伝えてカードを渡します。複数枚まとめて使用可能です。合計金額よりカードの合計額が高ければ、おつりが出ます。
※マクドナルドHDの株主優待と併用も可能です
マックカードでの支払いが不足する場合、残額は現金またはマックカードで支払いします。
※マクドナルド公式の「マックカード取扱規則(PDF)」では、不足分は「現金や他のマックカードでお支払いいただけます」と記載されています
マックカードはモバイルオーダー(マクドナルドアプリ)やUber Eats等のデリバリーサービスでは使用できません。店頭のレジ(有人・セルフ)・ドライブスルー窓口のみで有効です。最新情報はマクドナルド公式サイトでご確認ください。
マックカードでの支払いでマクドナルドリワードポイントが貯まる
マックカードの隠れたメリットが、マクドナルド公式アプリのロイヤルティプログラム「Myマクドナルドリワード」のポイントが貯まる点です。
- ポイント還元率:決済金額税込10円ごとに1ポイントが付与されます。
- 対象決済:マックカード、現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などは全てポイント付与の対象。
- 対象外決済:日本マクドナルドHDの株主優待券(商品引換券)での利用分は決済金額が0円となるためポイントが付与されません。
つまり、中西製作所やスターゼンの株主優待でもらったマックカードを使ってマクドナルドで支払いをすれば、実質現金の手出しゼロでありながら、リワードポイントを貯めることができます。
マクドナルドリワードについて下記の記事で紹介しています。あわせてご一読ください。

まとめ:マックカードがもらえる優待株で外食をお得に!
マクドナルドHDの株主優待で交換できないメニューでも使えて、有効期限がなく、さらにリワードポイントまで貯まる「マックカード」。これを株主優待で定期的に確保することでお得に節約でき、かつ満足度高くマクドナルドを楽しめます。
- 中西製作所(5941):長期保有でマックカードの額面がアップ。安定した業績と高配当が魅力の優良銘柄。(毎年3月末権利)
- スターゼン(8043):毎年3月末の通常優待でも200〜599株保有でマックカードを継続的に選択可能(WEB限定)。2026年9月末は55周年記念優待でさらに1,000円分が上乗せ。大幅増配による高利回りもある。
- マックカードの活用法:公式アプリを提示して支払い、マクドナルドリワードポイントを確実にゲットする。
マクドナルドHDの株主優待の詳細については下記の記事をご一読ください。

本記事の内容は執筆時点の公式IR情報をもとにした解説であり、将来の株主優待・配当・株価を保証するものではありません。優待制度の変更や廃止リスクを考慮し、投資判断はご自身の責任で行ってください。


