【2025年版】Amazonギフトカードがもらえる株主優待一覧

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Amazon(アマゾン)利用者に便利なAmazonギフトカード(以下アマギフ)。近年、株主優待でアマギフを受け取れる企業が増えてきました。本記事では“直接アマギフが届く銘柄”を厳選し、配当を含めた総合利回りや最低投資額、長期保有条件、権利確定月、到着時期まで一覧で整理しました。

最終更新:2025年9月21日
株価は2025/09/19 終値ベース。選択式の株主優待はAmazonギフトカード(旧称:Amazonギフト券/Eメールタイプ含む)を選ぶ前提で各種利回りを算出。

目次

要点サマリー

総合利回り(優待+配当)はピーエイ(4766)、少額で始めやすいのはランシステム(3326)、長期育成はETSグループ(253A)です。

  • 総合利回り: ピーエイ(4766)6.55%が頭一つ抜け、ファイズHD(9325・長期後)3.97%、ムロコーポ(7264・100株)3.92%が続く。
  • 優待利回り: ピーエイ(4766)3.60%、ランシステム(3326)3.05%が高水準。
  • 最低投資額: ランシステム(3326)が6.55万円から。配当はゼロでも優待利回り3.05%。
  • 長期加点型: ETSグループ(253A)は年数で優待額が増え、総合1.98%→2.18%→2.48%へ漸増。初回の見なし規定に注意。
  • 注意: 長期判定は株主番号の連続性が前提。名義変更・移管・貸株に注意。

※ETSグループの見なし規定:初回は2025年3月末→9月末保有で「1年継続」と見なし、2026年・2027年も順次「2年」「3年」と扱う。

本記事は直接アマギフがもらえる銘柄を対象に作成しています。条件変更・廃止の可能性があるため、最終判断の前に必ず各社IRでご確認ください。

Amazonギフトカード(アマギフ)とは?

Amazonで現金同等に使えるプリペイド残高です。Amazonギフトカードは、カード/コード/Eメール/商品券タイプなどの形態があり、残高をアカウントに登録して商品購入・定期便・一部デジタルコンテンツの支払いに利用できます。

有効期限は2017年4月24日以降に発行された分は一律10年、名称は2022年10月1日付で「Amazonギフト券」→「Amazonギフトカード」へ改称されています。

株主優待は「直接進呈」または「選べるデジタルギフト/giftee Box → Amazonへ交換」の2系統があります。

“直接Amazonギフトカード”が届く優待【配当込み比較・一覧】

交換不要で直接Amazonギフトカード(カード/Eメールタイプ)が届く優待のみを、優待利回り・配当利回り・総合利回りで横並び比較できるように整理しました。必要投資額と権利確定月、長期(継続保有)条件も一目で把握できます。

前提条件

  • 株価・各種利回りは2025/09/19 終値準拠。
  • 選択式や複数株主優待がある場合は、アマギフのみ記載。
  • 優待額・優待利回りはアマギフ分のみ(QUOカード・自社商品等は加算なし)。
スクロールできます
企業名(コード)権利
株価必要株数必要投資額優待額優待
利回り
配当
利回り
総合
利回り
注記
ピーエイ
(4766)
12月278円1,000株278,000円10,000円3.60%2.95%6.55%1年以上継続が条件。
ファイズHD
(9325)
3月1,259円100株125,900円①3年未満:1,000円
②3年以上:2,000円
①0.79%
②1.59%
2.38%3.17% /
3.97%
ムロコーポレーション
(7264)
3月1,300円①100株
②500株
③1,000株
①130,000円
②650,000円
③1,300,000円
①500円
②1,000円
③3,000円
①0.38%
②0.15%
③0.23%
3.54%3.92% /
3.69% /
3.77%
選択式
・Amazonギフトカード
・自社商品
・お米
・QUOカード
ランシステム
(3326)
3月655円①100株
②500株
③1,000株
①65,500円
②327,500円
③655,000円
①2,000円
②10,000円
③20,000円
①~③:
3.05%
0.00%3.05%選択式
・Amazonギフトカード
・QUOカード
・自遊空間券
ETSグループ
(253A)
9月1,007円①500株
②1,000株
①503,500円
②1,007,000円
①1年以上:5,000円
 2年以上:6,000円
 3年以上:7,500円
②1年以上:10,000円
 2年以上:12,000円
 3年以上:15,000円
①~②:
1年以上:0.99%
2年以上:1.19%
3年以上:1.49%
0.99%1.98% /
2.18% /
2.48%
1年以上継続が条件。
初回見なし条件あり。
ARアドバンストテクノロジ
(5578)
2月3,040円100株304,000円1,000円0.33%0.66%0.99%

※優待利回り=優待額÷必要投資額。
 総合利回り=配当利回り+優待利回り。

個別ショートレビュー(銘柄別:取り方・いつ届く・注意点)

「誰に向くか/いつどう取るか/何に注意するか」を簡潔に整理します。ギフト型やQUOカード型の優待については改廃が比較的多いため、参考として優待開始時期と優待実施回数も併記しています。

(4766)ピーエイ — 総合利回り「6.55%」の看板銘柄。1年待てる人向け

  • 向く人:配当(利回り2.95%)+優待(利回り3.60%)で総合利回り重視の長期派。
  • 取り方:12月権利・1年以上・1,000株が前提。
  • 優待開始時期:2025年12月末の権利分から(QUO→Amazonへ変更、1,000株・1年以上に変更)。
  • 優待実施実績:0回(2025年12月末の権利分が初回)
  • 到着目安:翌年3月上旬ごろ(招集通知に同封)。
  • 注意:貸株/名義変更で長期判定切れに注意。

(9325)ファイズHD —3年以上で優待“倍額”。総合3.97%へ

  • 向く人: 100株固定で手堅く総合利回りを底上げしたい人。
  • 取り方:3月権利。名簿連続7回=3年以上のカウント切れに注意。
  • 優待開始時期:2025年3月末の権利分から新設(3年以上で額面増)。
  • 優待実施実績:1回(2025年3月末分が初回。長期判定は一部さかのぼり算定)
  • 到着目安:招集通知に同封または期末後発送(年により前後)。
  • 注意:長期認定前は総合3.17%、認定後は3.97%。途中の名義変更・貸株設定は避ける。

7264 ムロコーポレーション — 配当3.54%が主役。必要資金の段階設計がしやすい

  • 向く人:配当中心+優待はオマケの設計にしたい人(100株なら総合3.92%)。
  • 取り方:3月権利。アマギフ/QUO/お米/自社品の選択式。
  • 優待開始時期:2021年3月末の権利分から、金券をAmazonギフトカード等へ変更(選択式)。
  • 優待実施実績:5回(2021~2025年3月末権利)
  • 到着目安:10月初旬目安(年度で前後)。
  • 注意:株数を増やすと優待利回りは低下(1,000株で0.23%)。

(3326)ランシステム — 最小6.55万円。配当ゼロでも総合3.05%で入門最有力

  • 向く人:まずは少額で“直接アマギフ”を入手したい人。
  • 取り方:3月権利。申込型の選択式(Amazon/QUO/自遊空間)。案内の締切管理が最重要。
  • 優待開始時期:2025年3月末の権利分から新設。
  • 優待実施実績:1回(2025年3月末の権利分が初回)
  • 到着目安:6月案内→7月初旬発送(要申込)
  • 注意:配当は現状ゼロ。毎回の選択肢の切替有無を確認。

(253A)ETSグループ— 年数で積み上げる設計。初回見なしに注意

500株+1年以上5,000円2年・3年6,000/7,500円へ。“見なし”規定があるので初回の扱いをIRで確認。

  • 向く人:淡々と長期で積み上げたい人。初年度の500株スタートでも配当0.99%+優待0.99%=総合1.98%から。
  • 取り方:9月権利。同一株主番号の連続を厳守。
  • 優待開始時期:2025年9月末の権利分から新設(長期条件あり・見なし規定あり)。
  • 優待実施実績:0回(2025年9月末が初回の権利日)
  • 到着目安:権利後に案内→申込(年により前後)。
  • 注意:初回は2025年3月末→9月末保有で「1年継続」と見なし、2026年・2027年も順次「2年」「3年」と扱う。

公式リンク(見なし規定の表記あり):配当・株主優待 – 株式会社ETSグループ

(5578)ARアドバンストテクノロジ — 直接1,000円のシンプル枠。補助的に

  • 向く人:「直接アマギフ」銘柄を分散で1つ追加したい人。
  • 取り方:2月末基準・年1回。
  • 優待開始時期:2024年8月末が初回の特例、以降は毎年2月末。
  • 優待実施実績:2回(2024年8月末権利=1回目、2025年2月末権利=2回目。次は2026年2月末権利予定)
  • 到着目安:期末後に順次。
  • 注意:総合0.99%と控えめ。

関連カテゴリ(交換でアマギフ入手できる銘柄)

デジタルギフト交換ポイント充当(Amazon支払い/ギフト券チャージ)でアマギフ化できる銘柄もありますので簡単に紹介します。

※デジタルギフトの交換先ラインナップは随時更新されます。アマギフが選択可能かどうかを申込直前に必ず再確認してください。

選べるデジタルギフトからアマギフに交換

  • (3135)マーケットエンタープライズ
  • (3237)イントランス
  • (3475)グッドコムアセット(2025年記念優待 )
  • (3562)No.1
  • (3690)イルグルム(2025/9権利からアマギフ→デジタルギフトへ変更 )
  • (3912)モバイルファクトリー
  • (3967)エルテス
  • (3985)テモナ
  • (4015)パイクラウドホールディングス
  • (4020)ビートレンド
  • (4068)ベイシス
  • (4445)リビン・テクノロジーズ
  • (4484)ランサーズ
  • (4495)アイキューブドシステムズ
  • (5139)オープンワーク
  • (5259)BBDイニシアティブ
  • (5618)ナイル
  • (6045)レントラックス
  • (6557)AIAIグループ
  • (6577)ベストワンドットコム
  • (7075)QLSホールディングス
  • (7090)リグア
  • (7357)ジオコード
  • (8927)明豊エンタープライズ
  • (9564)FCE

giftee Boxからアマギフに交換

  • (6407)CKD
  • (6835)アライドテレシスHD

「ポイント経由でAmazon支払い/ギフト券チャージ」に充当

  • (2428) ウェルネット支払秘書ポイント→Amazonの電子マネー払い/ギフト券チャージに充当可)

Amazonギフトカード優待を“廃止”した企業(改定・新設・廃止の把握に)

参考として、導入後に廃止(または上場廃止で事実上終了)となった例を紹介します。Amazonギフトカード 優待 廃止/改悪の調査にも役立ちます。

(旧3751)日本アジアグループ

優待開始時期:2018年3月末権利からAmazonギフトカード優待を新設(2017/11/30発表)。
優待終了時期:2020/11/5に廃止発表2021/3/22に廃止撤回し再開2021/9/29の上場廃止で事実上終了

(9252)ラストワンマイル

優待開始時期:2024年2月末権利から年2回(2月・8月)、Amazonギフトカード(コード)を進呈する優待を開始(2023/10/13発表、2024年2月が初回)。
優待終了時期:2024年8月末権利分をもって優待廃止

Q&A

“直接アマギフ優待”と「デジタルギフト経由(デジタルギフト/giftee Box)」は何が違う?

「直接アマギフ」は交換不要でAmazonギフトカード(カード/コード/Eメール)を受け取れる方式です。「デジタルギフト経由」は企業から共通ポイント(デジタルギフト・giftee Box等)が届き、自分で交換サイトでアマギフを選ぶ方式です(交換先が入れ替わるリスクあり)。本記事では「直接アマギフ」を紹介しています。

いつ届く?発送スケジュールの目安は?

銘柄により異なります。例:ピーエイ=翌年3月上旬に招集同封/ランシステム6月案内→7月初旬発送(要申込)/ムロコーポ10月初旬目安。本文の“銘柄別:到着カレンダー”で最新を確認してください。

長期保有の判定方法は?“株主番号の連続”って何?

多くの企業は名簿上の同一株主番号での連続記載を年数カウントとします。名義変更・他社口座への移管・貸株などで名簿に載らない期間があると長期が切れる恐れがあります。長期条件がある銘柄は貸株OFF・名義固定を基本にしましょう。

貸株サービスを使うと長期カウントはどうなる?

貸株中は名簿の株主から外れる扱いとなり、長期年数がリセットされる場合があります。長期条件のある銘柄では、少なくとも基準日前後は貸株を解除しておくのが安全です(証券会社の締切時刻にも注意)。

ETSグループ(253A)の“見なし規定”はどう扱えばいい?

初年度は特例で、2025年3月末→9月末の継続保有で「1年」と見なします。以後は連続保有で「2年」「3年」に進みます。初回の見なし期日や必要株数(原則500株以上)はIRの原文で必ず確認してください。

申込制の銘柄で“締切を逃した”ら受け取れない?

はい。未申込=受取放棄扱いとなるのが一般的です。ランシステムなどの選択式は、案内到着→回答期限までの管理が重要です。郵送不達・紛失時は早めに優待事務局へ連絡を。

Amazonギフトカードの“名称・有効期限”は?

名称は2022/10/1に「Amazonギフト券」→「Amazonギフトカード」へ改称。2017/4/24以降の発行分は有効期限10年です。カード/コード/Eメールタイプの残高をアカウント登録して利用します。

“直接アマギフ”を廃止・改悪した企業はある?どうやって把握する?

例としてラストワンマイル(9252)2024年8月末分で廃止。日本アジアグループ(旧3751)は廃止→撤回後、上場廃止で事実上終了。新設・変更・廃止はTDnetの適時開示で告知されるため、権利月前後は定期チェックが有効です。

家族名義に分けて複数もらえる?(複数名義の可否)

多くの企業は名義・株主番号単位で判定します。家族それぞれが条件(必要株数・継続年数)を満たせば複数受取可です。

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